「じゃじゃおいけん」大久保店に行ってきた
なんて甘美な言葉。誰ですか、「それってジャージャー麺のことでしょ」って言ったの。先生怒らないから出てきなさい。
岩手県盛岡市民のソウルフード(と勝手に思っている)であるじゃじゃ麺は、うどんのような麺に肉味噌、キュウリ、ねぎなどをショウガ、ニンニクなどを入れて食す麺です。食べた後、生卵を溶いた器に、麺をゆでた残り汁を注ぎ込む。風邪を引いたときにはじゃじゃ麺食べると一発で治るくらい栄養満点の逸品。
盛岡の地を遠く離れて暮らす盛岡出身の人間は、帰省する理由として「じゃじゃ麺が食べたいから」というのが上位にランクインをされるはず、心で思っていても言わないだけで私には分かります(決めつけ)
そんな焦がれるじゃじゃ麺、11年前より東京でも食べられるお店が三軒茶屋にオープンしました。その名も「じゃじゃおいけん」。盛岡出身の店主が工夫をこらしたじゃじゃ麺を提供してくれるお店。もう毎日でも行きたかったのですが、住んでいる場所や仕事の都合上でなかなか思うように行けなかったんです。しかし、お店の方が順調のようで、東京でじゃじゃ麺の話題を出すと「三軒茶屋にお店あるよね」という話をチラホラ聞くようになりました。
そんなこんなで2014年7月。
満を持して、「じゃじゃおいけん」大久保店がオープン!
これならば生活圏内だし、上手くいけば会社帰りにも寄れる……!
ということで行って参りました、大久保駅。
これのもう少し奥です。
南口の改札を降りて右へ。斜めに伸びる道を選んで歩くとその先には夜間は閉まる山崎デイリーストア。その向かい側、雑居ビルの1F奥に「じゃじゃおいけん」大久保店はあります。
小盛(お子さまサイズ)は600円、
中盛(普通)は700円、
大盛は800円。三茶と同じ値段設定。
あまりにも食べるのに夢中で写真を取り損ねました……死。
(次行った時には忘れずに撮る!)
ちょっと口惜しかったのでお店の写真を撮らせてもらいました。
来たら、酢をひとまわりくぐして、もうありえないくらいぐっちゃんぐっちゃんにまぜ、一口すすって味をみたら、勢い良く二、三口。その後効果的なタイミングで卓上のすりニンニクを投下して、あとはひたすら食うべし、食うべし。ラー油などもあるので、それで自分好みを見つけていく作業もまた楽しい。
全部食べずに麺は1、2本。肉味噌と絡んだキュウリとねぎもひとつまみ喰らい残しておいて、生卵を投入。お好みで溶いて、割り箸を器に突っ込んだまま、「おねがいしまーす」と言って店員さんに渡す。すると、茹で汁を注ぎ込んでくれ、それを塩・コショウ、追加の肉味噌などで整える。あっというまにチータンタンの出来上がり。
レンゲもいいけど、ひたすらずずずっずずずっと飲み干していくのも野趣溢れる感じでいいんですよね。
飲み干す頃にはお腹いっぱい。
次はいつ来られるかな。
ちなみに私と一緒にじゃじゃおいけん大久保店に行って、初めて食べるという人には、最初の一杯目はごちそうキャンペーンを多分夏が終わるまでは開催します。
東京に灯る、このじゃじゃ麺の火を絶やしたくないんです(しかも生活圏内の)。じゃじゃ麺栄枯盛衰物語が書ける位、いろんなお店があったんですよね……。
まずは皆さん食べてみてください。切に。
「じゃじゃおいけん」大久保店 Facebookページ
https://www.facebook.com/jyajyaoiken.okb
東京都新宿区百人町1-24-7 シュミネビル1F
03-5937-0202
最後にじゃじゃおいけん公式サイトのTOPの言葉を引用します。
寒い冬、チャリンコを飛ばして身体中が冷えきっている。
お酢、ラー油、にんにくを我先に入れると、
何故か、かじかんだ手が器用に箸を操る。
一口食べて、あ~旨い。続けてふたくち、みくち。
友人達もみんな「じゃじゃっ跳ね」に気をつけながら
無口に食べ、そして我先に卵を割る。
慣れた手つきで味付けをし、チータンを一気に飲み干し、、、、
ふぅ~~~~、うめぇ~~~~。
部活帰りや飲んだ後の贅沢なひととき。。。。
それが僕達の盛岡じゃじゃ麺だった。